● 空気圧不足なんて、他人事と思っていませんか?
                        クルマの整備不良の調査をすると、決まって「空気圧不足」(※1)というのは上位に来るんです。自分のクルマの指定空気圧がわからないという人は、空気圧不足(※1)で燃費を悪くしている可能性大です!
                        ● クルマの適正空気圧はどこを見る?
                        指定空気圧は、下記写真の○印部に表示されています。お乗りのクルマによっては、給油口の蓋などに表示されている場合もありますので、マニュアルをご確認ください。
                           
 
                          
                        ● 空気圧の点検は
                        タイヤの空気圧は月に一度、チェックをすることをおすすめします。
                          「毎月5日は空気圧の日」とか「月初のドライブは空気圧チェック」など、日を決めてガソリンスタンドなどでチェックしてもらうことを習慣づけるのもおすすめです。
                        ここで、燃費向上につながる空気圧の設定方法を紹介します。
                          タイヤの空気圧は徐々に抜けていきますので、この減少分を見込んで10%高く設定する(入れる)ことをおすすめしています。指定空気圧に保つことで、タイヤが十分に性能発揮します。
                        あ、それから空気圧のチェックは、タイヤが冷めている状態で行ってください。散々走り回った後では、中の空気が膨張してふだんより空気圧が高くなっているので、正確な値が出ません。
                          
                        ★極意その二  燃費の良いタイヤを選ぶ
                          
                          クルマにもそれぞれ特徴があるように、タイヤにも「グリップが良い」とか「静か」などの特徴があります。そこで、燃費を良くするには、タイヤ選びも大切です!
                        タイヤは、ころがり抵抗を小さくすれば(摩擦を少なくすれば)燃費が良くなるわけですが、そうすると雨の日のブレーキ性能が落ちて、滑りやすくなってしまうのが悩みどころでした。
                          【TOYO TIRES】の環境配慮タイヤ「ECO WALKER」、汎用タイヤ(※2)「トーヨーTEO plus」、ハイブリッドミニバン専用タイヤ「トランパスNe」ミニバン専用タイヤ「トランパスMP4」は、「シリカ」(※3)という物質を配合した改良コンパウンド(ゴム)を採用した結果、ころがり抵抗テストの結果を従来品より向上させながら、ウェット性能も落とさないという性能を実現しています。
                        
                          ★極意その三  燃費良く走るための6つのテクニック
                          
                          テク1.急発進・急加速に気をつけて!
                          テク2.適正スピードで走行しましょう
                          テク3.無駄な荷物を積んでいませんか?
                          テク4.道に迷わないようにして無駄な走行はしない
                          テク5.エアコンの使用を控えめに
                          テク6.不要なアイドリングをしない
                          
                          ● テク1.急発進・急加速に気をつけて!
                        エンジンの回転数を急激に上げることが、燃料を多く使うことにつながります。アクセルを踏み込むような運転を少なくすることが燃費向上に効果的です。
                        ● テク2.適正スピードで走行しましょう
                        定速走行をしていたとしても、その車に合った速度に抑えないと燃費は悪くなります。たとえば排気量の大きな車と小さい車を比べてみましょう。100kmで高速道路を走ったとしたら、エンジンの回転数は排気量の小さい車のほうがずっと高くなります。適正なスピードとは、その車に合った適正なエンジンの回転数で走るということを意味するのです。
                        ● テク3.無駄な荷物を積んでいませんか?
                        車に重い荷物が積んでいれば、それだけ燃費も悪くなります。ふだんは使わないレジャー用品など、トランクに積みっぱなしにしていませんか?
                        ● テク4.道に迷わないようにして無駄な走行はしない
                        道に迷って回り道をしてしまったら、それだけ燃料を無駄にしてしまいます。あらかじめ地図でルートを確認しておくことも大切です。
                        ● テク5.エアコンの使用を控えめに
                        エアコンの使いすぎも、燃費を悪くする一因に。温度設定など控えめに調整しましょう。だからといって、暑い日に高速道路で窓を全開、エアコンオフといった走りは逆効果に。空気抵抗を高めてしまうので、燃費にもマイナスかもしれません。
                        ● テク6.不要なアイドリングをしない
                        人を迎えに行った時や、同乗者が戻ってくるのを待つ時などのちょっとした停車時にも、アイドリングを避けていったんエンジンを切るように心掛けましょう。
                          2001年末の国土交通省の発表によれば、現在一部の路線バスやハイブリッド型乗用車などに装備されているアイドリングストップ装置を、一般のクルマにも普及させる方針とのこと。信号待ちでもアイドリングストップが当り前、という時代も近い?
                          
                        ★極意その四  燃費向上大作戦の成果を確かめよう!
                          
                          今回ご紹介したテクニックを駆使すれば、実燃費は必ずよくなるはず。メーターの中やカーナビに、燃費を確認できるものもありますが、そうでないクルマをお持ちの方のために、燃費を計るいわゆる「満タン法」をご紹介します。
                        1.ガソリンを満タンにする。
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                        2.走行距離メーターをリセット。
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                        3.次にガソリンを補給する時に、また満タンにする。
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                        4.次のようなカンタンな計算で、燃費がわかる!
                        走行距離メーターの距離(km)÷補給したガソリン(リットル) 
                          =燃費(km/リットル)
                        これで、だいたい1リットルあたり何キロ走ったかが、わかります。
                        同じクルマの燃費でも、「市街地か/郊外か」「渋滞の有無」「高速道路か/一般道路か」などの条件によって変わってきますので、1回きりでなく何度か測定することで、より確かな実燃費がわかります。